Windows用 Coranti

4種類のウイルス・スパイウェア対策エンジンを一つのソフトウェアにまとめて搭載

Corantiは4種類のウイルス・スパイウェア対策エンジン（検出機能）を用いて、PC内のウイルスやスパイウェアの検出・駆除を行うセキュリティソフトです。一般的に用いられているセキュリティソフトの場合、検出・駆除を行うエンジンは1種類ですが、Corantiは4種類のエンジンを同時に用いて検査を行い、検出精度を高めているのが特徴です。同じPC上で複数のセキュリティソフトを利用しているなら、本ソフトウェアを利用してセキュリティソフトを一本化してみては如何でしょうか。

Corantiのインストール時には言語を選択するメニューが表示されます。メニューから「Japanese」を選ぶと、以後表示される画面は日本語で表記されます。CorantiのインターフェースはMicrosoft Outlook 2007に似た電子メールソフト風のデザインで、画面の上と左にメニューボタンがそれぞれ配置されています。「ウイルススキャン」「スパイウェアスキャン」「メールスキャン」といった項目のボタンを押すと、画面にそれぞれの対策状況と結果が表示されます。ウイルスやスパイウェアの検出はバックグラウンドで行われ、ユーザーによる操作はほとんど必要ありません。

Corantiに採用されているエンジンは、F-PROT・Norman・BitDefender・Ad-Awareの4種類です。いずれも単体のセキュリティソフトとして流通していて、それぞれ検出・駆除の性能がしっかりしています。総合的なウイルス・スパイウェア対策としても第3者によるセキュリティソフトテストVB100で高く評価されるほど、性能が優れています。PCの動作が遅くなることもなく、安心してセキュリティ対策を任せられるのが嬉しいところです。

ただ初回起動時に行われるアップデートに要する時間が長い点が惜しいところです。またハードディスクをスキャン（検査）するスピードが他のセキュリティソフトと比べてあまり速くないため、スキャン完了までに時間がかかることがあります。幸いPCが遅くなることは無いので、他の作業に支障を来すことは少ないでしょう。

Corantiは4種類のウイルス対策・スパイウェア対策のエンジンを同時に利用してより確実に検査を行うことができるセキュリティソフトです。